2023/1/20~1/23
2018年の夏以来でございます。野沢温泉&地獄谷野猿公苑に行って以来、本当に久しぶりの旅路なのでした。
コロナ渦でもあり、ちと忙しい職場ということもありで、どこにも行けてなかったのでした。んが、仕事がひと段落して思い立ったら今でしょ、遠くに行くことに。
行先は熊本県なり。

茨城空港から出発です。

7:35発福岡行き。9:30位には福岡に着いてしまうのだ。金曜日ということもあり駐車場はまだら。

2時間ちょっとで着陸。この日は向かい風が強いとかとで時間がかかったみたい。
雨空だった茨城空港を立ち、関東平野から山梨、長野、岐阜を抜けていく。本州を真横に飛んでいく。途中、白化粧した雪山が眼下に続く。綺麗なもんだ。ずっと外見て行けるわ。
で、降りたら、ちょいと雨なのでした。
なので、1日目と2日目の行程を逆にしたよ。んなんで、1日目はだいぶ走ることに。

大矢野島。天草四郎ゆかりの地だそうで。
お昼は天草ちゃんぽんに決めていた。日本三大ちゃんぽんとかで、で、帰ってきた3つはどこ?と調べてみたら、いろいろあって分らんのだ。
オチとしては、天草ちゃんぽんと思って食べようとしたんだけど、メニュウにあったのは長崎ちゃんぽんなのでした。ちゃんちゃん。

まず最初の目的地は「天草の﨑津集落」。天草諸島の下の方です。遠い。雨空だったのに、晴れ間が出てきた!お祈りが通じたか。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の一つなのだ。江戸時代、禁教期において仏教、神道、キリスト教が共存し、漁村特有の信仰形態を育んだ集落なんだそうな。

﨑津集落は絵踏みという日本独特の宗教弾圧が実施された庄屋役宅跡や、豊富な文書や集落にのこる物証により証明される禁教期の潜伏キリシタンの信仰形態、デウスを豊漁の神として崇拝し、アワビやタイラギの貝殻内側の模様を聖母マリアに見立て崇敬し、白蝶貝を用いたメダイを作成するなど、漁村特有の信仰が育まれるとともに仏教、神道、キリスト教が共存する集落として重要な資産価値を有しています。 とのこと。
神社が共存しているのとは思ったけど、そうだったのね。
杉ようかんは、その日のうちに食するべし。次の日の食べたらカピカピでした。

大江天主堂。
世界遺産ではないけど、きれいな教会でした。崎津集落から少し行ったところにあります。

さて、熊本市街に向かいます。日もだいぶ落ちてきました。海の向こうに見えるのは島原半島なり。天気がよければ雲仙普賢岳なんかも見えたんだろうね。それと、波立つ海じゃなく、きれいな海の色が見えたんだろな~。

高舞登山展望台からの眺め。天草五橋なり。
5分くらい階段を上がります。するとなかなかの眺めなのでした。天気が悪かったけど、この瞬間だけ、すこし晴れ間が出てくれた。夕日がきれいなスポットでもあります。夏のぴかーんと晴れた日も眺めいいだろな。
日本唯一の現存する明治の港湾施設「三角西港」。明治日本の産業革命遺産の一つであります。
どこが世界遺産だか、いま一つ理解できずに見てきたけど、ここの港全体が世界遺産なのでした。

エントラスとロビーは綺麗だったけど、部屋の古さは否めなかった。けど、格安なので〇。19:00にチェックイン。天草からの熊本に戻るのはなかなかヘビーでした。熊本市内がもうちょい渋滞しているかと思ったけど、思ったほどではなくよかった。
夜の宴はここ。熊本と言ったら馬肉でしょ。馬刺しでしょ。
めずらしく、口コミとか見て予約していった。悪くない店でしたよ。空いていたけど、それまた良し。
辛子れんこんはちゃんと食べたの初めてかも。これまた美味かったのだ。んで、馬肉のすき焼きなり。甘めの割り下でこれまた美味しかったね。いい感じでした。

んで、軽く飲んで、次に行くかと街中を彷徨う。おしゃれな建物と路面電車の駅。
巨大なアーケード街の熊本でしたよ。
んで、ラーメンで〆て初日は終了なり。佳花という有名店なのです。東京にもあるとか。
したらば早めの就寝。健全なおっさん二人旅なのでした。
2日目

健全なおっさん二人旅は朝が早い。
朝飯はコメダ珈琲へ。オープン時間の7:00に合わせて出発なり。

何気に人生2度目のコメダ珈琲なり。
前は長浜で雪の中行きました。『琵琶湖ってあんまり知らないじゃん、ってことで』参照

さてさて、天気は快晴。本日挑むは阿蘇山であります。雲一つない空、これは期待できます。
積雪ありというナビの警告にビビりながら、ミルキーウェイを進みます。
こんな感じの草原の中のドライブで気持ちがいい。これは夏場の緑の中ってのもいいだろね。
上の写真は、かぶと岩展望所から阿蘇山を眺める。最高ですな。
振り返ると、ススキと草原。いいね。

本日の主役。大観峰。最高の青空です。完全に逆光なのが少しだけ残念。だけど、見てください雄大な景色を。

懐の深さを感じます。久しぶりの絶景を拝むことができました。ちなみにチョー寒い。

いいわ~阿蘇。ナイスカルデラ。Wiki情報だけど、カルデラの中にこれだけ開墾され、集落とか鉄道とかあるところは珍しいんだとさ。だよね~。地球の長い歴史の中では、火山の火口に住んでいるようなもんだもんね。

振り返ると、遠くに九重連山です。ここも絶景ロードがあります。結果的には雪の影響なく行けたかな。あとの楽しみに取っておきますか。
道を軽く間違えて、予定していなかった城山展望所。
太陽の向きが変わるので、写真が鮮やかになったね。ここも最高です。
降りてきました。
この風景もまたよろし。
阿蘇神社。
早めのランチ。阿蘇と言えば赤牛でしょ。
有名店は最初から回避して、国道沿いの評判の良かったお店をあらかじめピックアップ。赤牛丼とだご汁のセットなり。だご汁は、こっちのけんちん汁みたいなものに小麦粉で練った団子みたいなものが入ったもの。美味いです。

阿蘇パノラマラインを登っていきます。


米塚。ちょっとかわいい。

今回の相棒はマツダ2なり。四国の旅行と同じ車。ナビが使いにくのよ。
阿蘇のもう一つのハイライト。草千里ヶ浜なり。
駐車場を降りたところから撮影。十分に絶景なのだ。積雪で来れないかもと思っていただけにより最高です。
少し歩きます。冬は、とても寒いからね。

中岳火口からは噴煙が上がっている。雄大な姿がそこにあったよ。

烏帽子岳と広々とした草原。この時期の良さもあるけど、青々とした風景も見てみたいものだね。
時間があれば、ゆったりとトレッキングだな。最高です。
火口近くまで車で上がることができるんだけど、噴煙がすごいので、車から降りて歩くことはできず、何も見えないとのことで、ここで断念。これはこれで、壮大な眺めだね。
降りていきます。阿蘇は終わりです。
天気が本当に良かったので、目に入るすべての風景がベリービューティホー。

地震の後にできたナイスな橋。通過して終わり。

あわよくばと思っていた酒屋さんに寄れました。テンションマックス。

こちらがゲットしたお酒。この辺では手に入らないものばかり。いぇい。
次なるは熊本城です。ここは、誰しもが一度は来たいところでしょ。駐車場探すのに難儀してだいぶ遠いところから攻め入ることに。いたるところに地震の被害が見られます。こりゃひどいわ。大修復です。

なかなか格好いい佇まいなんです。んが、復元天守閣なんだわね。熊本城は天守閣というよりも、城壁とか石垣とか、城そのものがいいわ。かなり見ごたえがありますな。
天守閣は資料館になっていて、これまた見ごたえ十分。ただ人が多いし、暑いしで早々と退散。
一番上からは阿蘇山の噴煙が確認できた。右下は宇土櫓。建築当時から残っている少ない建物なり。ガイドさんの話では、天守閣を移設したのではという説もあるんだとさ。
宇土櫓。残念なことに、こちらも地震の爪痕が。近くまで行けません。

3日目の朝に行こうとしていた水前寺成趣園へ。お殿様の庭園は、どこに行っても素敵ですな。
さくっと終了 笑
早めのチェックインです。

チェックイン後、街へ繰り出します。路面電車にて移動なり。
前日、居酒屋のお姉ちゃんに路面電車の乗り方教わったからね。どこまで行っても170円なり。

で、熊本駅へ。熊本のお土産とかご飯屋さんが集まっているところがあったので、そこを物色。
夕飯は、駅の隣のビルへ。
クラフトビールにはまっている長岡君、生ガキの写真に魅かれ入店。生ガキ美味し。クエのカルパッチョ。どちらも美味し。1軒目は軽くやりました。このお店、予約がいっぱいで賑わっていたね。
路面電車で戻り、目をつけていた屋台村へ。ここが激混みで、座れるところがほぼなかった。もともと狭いお店が並んでいる感じのところだったからね。いい雰囲気でしたよ。
で、街中を歩いていて、ここを発見。天草のうまい魚。これは入るしかない。
日本酒の飲み比べで、熊本のお酒を2種。昼間行った酒屋さんで、花の香が一升瓶しかなかったので買えなかったんだけど、ここでありつけました。それに泰斗。どちらも好みです。
〆は、黒亭の熊本ラーメン。前日に行こうとしていたけどやっていなかったお店。美味しかったけど、うーむ。
3日目
朝飯は、天草でお昼時に見つけて、すげぇ車が入っていて気になっていた、おべんとうのヒライ。お惣菜とかパンとか弁当か売っているところで、イートインンもあるところ。本格的ではないんだけど、口コミを見ていたらうどんの評価がすこぶる高い。で、調べたら24時間やっている店舗が近くにあるじゃないですか。ありですな。

健全なおっさん二人旅は朝が早い。
本当はゆっくり始動する予定だった最終日、昨日、予定を前倒ししたので、当初あきらめていたポイントを目指す。
熊本市内から車で40分、ちょいとコースから離れていたので行けないと思っていたところ。

こちら、通潤橋なり。橋の真ん中からシュボーって水が噴き出す絵は見たことあるでしょ、あそこよ。
土日とか、午後1時に1回、水がシュボーって出るんだってさ。見てみたいものです。


熊本地震に耐えた石積。熊本城より強いじゃん。アーチ状は強いんだね。
最高潮に寒いんです。貸し切りです。

次に行きます。
熊本市を越えて、玉名市から荒尾市へ。世界遺産、明治日本の産業革命遺産は三池炭鉱万田坑へ。
とても見ごたえがあります。ここは正解。案内スタッフさんも皆な親切で気持ちがいいです。

時間があれば、ガイドさんにお願いして一緒に回りたいものだね。遺産なんだけど、ついこの前まで使っていたって感じなのが、またそそるね。日本の成長を支えてくれたのだ。
こちらも三池炭鉱の三池港。ここから石炭を船に乗せて全国に輸送したのだそうだ。
今も海外貿易港として現役だってさ。しかし、まぁどこが世界遺産だか分らず、少々難儀しましたわ。

三池炭鉱宮原坑なり。こちらも世界遺産。手前の線路跡も世界遺産です。
駐車場に車を止めて、遠目から写真を撮ってお終い。いいのです。
次はね、ここ。有明海と言えば、海苔でしょ。
海苔の養殖場をムツゴロウランド前の堤防から眺めてきた。写真では厳しいけど、沖の黒っぽいのも海苔だよ。
天気が良ければなぁ。向こう岸は佐賀県なり。
お昼です。
柳川市ですので、うなぎのせいろ蒸しなり。中心地の外にある日の出屋へ。最初、ガランとしてたけど、後から結構人が入ってきた。
んで、お味はというと、美味いわな、そりゃ。だけど、少し焦げ目がついた関東の蒲焼のほうがいいな。と思ふた。
で、予定の行程はほぼ終わり。福岡空港に戻っている行程なんだけど、福岡って、この辺りから見るのがないのよね。なんで、前にも行っているけど、太宰府天満宮へ。記憶がほぼ失われているので、真新しい気持ちで参拝。
梅ヶ枝餅が名物。食べ歩きです。本気のお餅だし、熱々なのだ。


結構な人出でしたな。でも、サクッと参拝できたよ。
子ども達のためにお守りをゲット。最初から神頼みなのであります。

最後は、インスタ映えスポットの篠栗九大の森へ。木の根っこが特徴的でしょ。季節によっては、水位がもう少しあって、それがまた神秘的な絵になるんだわね。

そんなわけで、熊本満喫の旅も終わりなのであります。
最後は、福岡空港のラーメン滑走路にて、「豚そば月や」はクリア豚骨ラーメンを食べて終了でございます。
総括はいいべ。茨城空港が案外便利ということを確認しました。次なるも茨城空港集合からの関西又は九州方面ということでアリですな。神戸空港からの尾道&しまなみ街道もいいいですな。
そうそう、2日目の夜、石川の先輩に久しぶりに連絡して再会を誓ったのでした。次なるは、石川周辺だな。長野君の合流も想定しての、帰りは春日山城って感じ、車だな。
熊本に話を戻すと、3日で780km走ってた。天草が遠かったね。まぁなかなか行くところではないのでアリでしょ。阿蘇は夏場に行きたくなりました。これは再訪必須なところ。
熊本県の魅力に最大限に浸かってこれた三日間でした。
以上、健全なおっさん二人旅でした。